2011年12月東日本大震災支援 32回いちょう祭り

2011.11.20(日)晴天、2日間のいちょう祭り最終日である。陵南会館前参道本部を中心に、東は追分関所から西は小仏関所までの甲州街道(国道20号)添いの全長約4km間が祭りの範囲。会場はAからKまで11ケ所に分散した一大イベントである。本部では関所手形が売られている。12箇所の関所をいちょうの黄葉を愛でながら、そぞろ歩きするオリエンテーションや全国物産展、踊りなどが祭りの売物である。

1929年に、多摩御陵完成記念に追分から高尾まで770本の銀杏が植えられた。この時期になると、大木になったいちょうの黄葉と落葉が街道を彩り、今年もまた巡ってくる季節の節目を感じさせる。今年32回いちょう祭りは、大正(1912年)から数えて100年目ということで、大正100年記念と東日本大震災支援をかねている。年々年規模が拡大して盛大になり、近年約30万人の人出があるという。

午前中に用事を済ませ、午後から会場にでかけた。家から陵南公園までは歩いて約10分位の距離があり、途中に中央線に架かる跨線橋を跨ぐ。跨線橋から旧陵南会館跡の全国・近隣観光物産展「ふるさとバザールB会場」を見下ろすことができる。今日は前日の雨と打って変わり、朝から晴となった。

全国から沢山の屋台が出展しており、それぞれの箇所を巡る人の群れで大盛況だ。手始めにB会場に入ってみる。今年は、震災のせいか東北地方の店が目立つ。入って直ぐ「B級ぐるめ」で有名な福島県浪江町の焼きうどんの呼び込みが目に入った。もう20人位が列をなしている。帰りにこれをお土産に買って夕食にした。

その後、甲州街道に出ると旧車・クラッシクカーのパレードに出会う。さまざまな個性的な旧車にまじり、パレード後列に一人乗りの小型車が10台位ゆうゆうと行進している。いづれも人馬一体ならぬ、人車一体の面構えが頼もしい。
今日のお目当ては踊りの撮影だ。まず、プール裏の阿波踊りのじょいそーらん広場に向かう。千人町連や高円寺連の旗が立っている。
子どもと大人の男おどり女おどりが次々に繰り出す。こどもは子どもらしく、おとこは男らしく、おんなは女らしく、勇壮な太鼓や笛にのり、いずれも様になって楽しい踊りだ。踊りの最中に、ひとりのおじいちゃんが踊り子に近づき手を差し出し、踊りだす。誰も止めない。しばらくして離れてゆく。

次は、じょいそーらん広場C会場に行く。この会場は野球場のバックネット前に大舞台を設え、背面には参加連の旗が並んでいる。スピーカの大音響とともに次々演舞が進む。演舞の途中には舞台を覆うくらいの大旗がふられる。子どもから大人まで参加の大群舞は迫力満点だ。舞台前の子どもが踊りだす。中には手拍子の人もいる。

「じょいそーらん」華神楽(第三回じょいそーらん祭大賞)
松姫なるこ会
夢同心
よさこい陵南
よさこい柚の花
中野元気会
じょいそーらん「花いちもんめ」(第二回・第三回じょいそーらん祭大賞)
じょいそーらん「おり姫会」
じょいそーらん「燦華」
じょいそーらん「君田」
以上は八王子のじょいそーらん連。その他、昭島市、あきる野市、多摩市、上野原、相模湖、大月、笛吹、甲州市、都留市、甲府市、昭和町、津久井町(支部紹介から転載)
これを見ると58万都市八王子が一番多い。八王子は「じょいそーらん」の盟主格だ。

  東日本大震災支援
ふまれゐる いちょうおちばや ます絆 幹治