2012年1月落葉掻き

2011.12.13(火)堆肥づくりのための落葉掻きを行う。午後3時、知人が車できて落葉を運んでくれることになっているので、わたくしは30分早く狭間公園に着き落葉掻きを行った。ここ八王子は例年に比べ紅葉が遅れ、12月中旬に入ってようやく落葉が始まった。堆肥に向いている落葉樹は、里山に多いコナラ・クヌギ、それに公園や街路樹のケヤキが最適。狭間公園の北斜面には大欅が13本ある。この公園の設計は、わたくしの友人が40年余前入社しての初仕事と聞いている。そうしてみると、この大欅は樹齢50年以上経っていることだろう。落葉はすでに誰かが一度掻かいたようで地肌に跡が残り、その後に積もった落葉が地面を薄く覆っている。

前年にも落葉を掻く人に出会ったが、ここは知る人ぞ知る落葉掻き場所かもしれない。ここは公園だから特に落葉掻きを断る必要はない。街路樹や公園に降った落葉は最終的には市の清掃車がきて集めてゆく。いつまでも落葉が道路を覆っていると交通の邪魔になるため、市の仕事として処分している。最近では、市が予め街路樹に面した町内会にボランティア袋を配布している。道路に面した家の人は、降った落葉を集めて袋詰めして道路脇をおき、清掃車がそれを回収しているようにしているようだ。このあたりの町内のボランティア袋の回収日は可燃物青袋と同じ毎火金曜日とのことで、わたくしの知人は、回収車が来る前に落葉の入ったボランティア袋をいただいてくるとのことだった。

さて、知人が来るまで大急ぎで公園の落葉掻きを行う。まず、砂利が敷かれてある広場から始める。半径4~5mの範囲内の落葉を竹箒で集めて小山に掻きあげてゆく。その次に広場の柵外の北斜面に移る。北斜面の欅の下は手入れがされていないせいか小枝が散らばっている。落葉を掻き集めながら小枝を取り除く。ついで階段や小道に移動する。小道の両脇には落葉が吹き寄せられている。このあたりは落葉がまとまっているので手早く小山ができる。

そのうちに知人が来た。ふたりで手分けして小山になった落葉を集め、次々にボランティア袋に詰め10袋あまりの落葉を集めた。知人の話では、別のところで約100袋の落葉集めたという。2日後、畑に行きみんなが集めた落葉で積み込みを行った。畑は丘の上にあるため、すぐ傍に水場がない。そのため丘の下の暗渠から水を運ぶ。わたくしは暗渠から水をくみ出し中型のペットボトルに水を詰める担当となった。ペットボトルを横にして沈め暗渠から水をくみ出す。水を詰めたペットボトルを車に積み込み畑へ運ぶ。畑ではペットボトルの水をバケツにあけ、バケツの水を落葉槽の積んだ落葉に振り撒く。

落葉槽での堆肥の作り方。土と米糠を混ぜたものを発酵の種として水を加えながら種と落葉を踏み込みながら、交互に三層ほど1.5mくらいの高さに積み込む。乾燥した落葉に水を加えると段々嵩が減ってゆく。堆肥となるまでには1/5以下まで嵩が減ってくる。仮に30人の菜園の仲間に堆肥を1づつ30袋配ろうと思うと、集める落葉の量は150袋必要になる。ひとり当たり5袋以上落葉を集めないと堆肥がみんなに行き渡らない。

じゃりまじる 落葉かきよせ かきよせて 幹治


    かぶらずしつくり
9月中旬、3列の畝に昨年の余り種の早生大蕪を蒔いた。その後、2週間ほどして間引きをしながら蕪を育てた。今年は、秋に台風の襲来や大雨が降り、11月に入っても暖かく紅葉の時期が例年より2週間近く遅れた。それでも蕪は、なんとかくぐり抜けて葉が大きく育ち、11月中旬頃から急に太りだした。12月初旬(例年より10日ほど遅い)に、その中からほどほどの大きさに育った蕪を8個収穫した。これだけあれば1回分の蕪寿しの仕込みには十分だ。この冬は3回くらいかぶらずしを仕込むことができそうだ。